塚田恭伍
WITH THE STYLE FUKUOKA
シェフ
1年間、御馳走旅PJTに参加させていただきました。
旅をする中で、日本の一次産業が抱える課題を御馳走旅を通じて解決する必要があると感じました。
一次産業の抱える課題の一つに、新規就農者が少ないことや、高齢化による後継者不足などがあります。
加えて、一次産業=儲からない。過酷。といった印象も世の中には少なからずあり、
日本の食料自給率が38%である現状にも直結しているように思います。
その背景には、農業で言えば細かく規格や出荷量を決めているJAと生産者の関係性があります。
御馳走旅で訪れた多くの生産者様は、循環型農業や有機JAS認定を受けた農家様、
市場での評価には繋がらないけど、環境に配慮した飼育方法で牛を育てられている生産者様等が多く、
その多くが素晴らしい食材を作られているけれど、
販路の開拓やPRに課題を抱えられていることが多かったです。
御馳走旅の特性やPDSというFB会社の規模をもっと活かせれば、
そういった生産者様の販路拡大や、食材の価値を上げることができると考えており、
この取り組みを力強く進めることはPDSのビジョンの体現になると確信しています。
ファッションSDGsではなく、この取り組みをPDSとして大切に取り扱うことで、
日本に少しでも良い影響を与えることができるのではないでしょうか。
企業にはその規模に応じて、そういった社会的責任もあると考えます。