Season 1
SEASON 1 TEAM
GOCHITABI DAIRY
ご馳走旅日記
熊野杉と酢の香りに
包まれる蔵へ
江戸時代末期より湧き出ずる那智霊山伏流水を使い、昔ながらの製法で酢を醸す丸正酢醸造元さんへ。
扉を開けると蔵内から漂うお酢の爽やかなよい香り。ツンと鼻を突く刺激臭は全く感じません。奥の醸造室へ進むと、代々受け継がれてきたという熊野杉の木桶がずらりと鎮座しています。桶に貼られた札には歴代の横綱の名前が。先代が大相撲好きだったことから、木桶の管理を横綱の名前でするようになったそうです。
「今日の栃錦の発酵が悪いなぁ」
「大鵬の酢酸菌は活性化してるね」
など、先代はここに来るといつも楽しそうにしてたと語る4代目小坂和子さん。


「人がやらないことをやる」
酢づくりの哲学
極上の酒米の産地として有名な特A地区の山田錦で仕込んだお酢や、餅米の玄米で作る黒酢、焼き樽で仕込むプレミアム酢など、「人がやらないことをやりなさい」という先代の教えに沿い、大量生産はできないものの昔ながらの製法を守り、日々進化するお酢を精力的に醸造され続けています。

