Season 1
SEASON 1 TEAM
GOCHITABI DAIRY
ご馳走旅日記
“日本酒らしさ”を貫く
七本槍の哲学
「ワインのようにフルーティーな日本酒。」こんな謳い文句、一度は耳にしたことがあるのでは?しかし、そのような酒とは正反対のストロングスタイルを貫き通す冨田酒造さん 。そのこだわりと、人気の背景を知るため酒蔵を訪ねました。
お話を伺ったのは、琵琶湖最北端の地で470年前から続いてきた酒造りを守る15代目 冨田泰伸さん。華やかに香る日本酒がブームとなった1980年代半ばから今日に至るまで、そのスタンスを変えることなく、しかし改良を重ねながら日本酒らしい日本酒造りに注力され七本槍 を世界的に有名な酒にまで押し上げました。
土地の力を映す
無濾過の純米酒づくり
お話の中で、私たちが特に強く惹かれたものは、テロワール(その土地の表現)に対する徹底した考え方。ほぼ100%滋賀県産の米を使い、地元の農家とタッグを組んで完全無農薬米での酒造りに挑戦。そして、酒米の個性を大切にするため純米酒にこだわり、うま味を残す無濾過にて出荷。この地でしかできない酒造りを徹底して突き詰める姿勢に感銘を受けました。
美食家 魯山人が愛した酒としても知られる七本槍は、アルコール度数控えめで食中酒としても非常に優秀です。THE AOYAMA GRAND HOTEL 4階SHIKAKUにて、季節のお料理と共にお楽しみいただけます。