GOCHITABI DAIRY
ご馳走旅日記
甘鯛の取引きでお付き合いのあった”大阪屋商店”さんにご挨拶を兼ねて訪ねたところ、大きな鰆(サワラ)を見つけました。
鰆は、魚編に春と書くため春が旬の魚だと思われがちですが、産地により最盛期が異なります。「春を告げる魚」として3〜5月を旬とするのは瀬戸内地方。他の地方(主に関東)では脂の乗った冬が最も美味しいとされることが多い魚です。
写真の鰆は全長1.3m程度で重さはなんと7.5kg!! 一般的な鰆が80cmで4〜5kgとされている事を考えると、この大きさお分かりいただけるかと思います。ご主人の話では、大型になればなるほど脂の乗りが凄くて、もっと大きなサイズも水揚げされるとのこと。
二日目の宿泊施設で調理していただいたのですが、これがびっくりするくらい美味しいんです。旨みがねっとりとまとわりつく身質、上品な甘さととろける食感、焼いた皮目の鮮やかな香ばしさ。一般的には福井や京都など、本州中位の日本海沿いが主な産地として知られていますが、山口の鰆のポテンシャルにシェフ陣一同驚愕いたしました。
大阪屋商店さんは、東京の三つ星店にも魚を出荷する、料理業界では知られた存在。
ご主人!! これからも美味しいお魚をよろしくお願いします!!