GOCHITABI DAIRY
ご馳走旅日記
美味い牛乳を表現する際、濃厚なコクや甘さといった観点にフォーカスしがちですが、茨城県石岡市で出会った小さな牧場で、牛乳のあらたなおいしさを教えていただきました。
「ほろ甘いファーストタッチ、その後舌に広がる実直な味覚と、さらりと鼻腔を抜ける爽やかな香り」それがここ”石岡鈴木牧場”で感じた牛乳の味わいです。
いかに低コストで1頭の牛から多くの牛乳を採るかを最優先にしがちな現代の酪農。現状に疑問を抱いた鈴木さんが掲げた信念は”健康の基準”。この牛乳を飲んで、人は健康になるのだろうか?そしてその先にある、牛の健康とは何か?ということ。
本質的な美味しさを追求する生産者さんは、むかしから持続可能な運営を当たり前のように行っているということを、今回の旅でも感じることができました。