GOCHITABI DAIRY
ご馳走旅日記
奈良の山奥で出会う
熟成肉の聖地
熟成士と呼ばれる職業の方達がいるのをご存知でしょうか。今回訪ねた新進気鋭の熟成士は、近隣のパワースポットを求め山奥ながら観光客も多数訪れる奈良県宇陀市の”熟成肉のつむぐ”。
「熟成肉を通じて、何気ない時間を一生記憶に残る大切な時間にしたい。」そう語ってくれた紺野さんの熟成庫には、出荷を待つさまざまな肉がずらり。黒毛和種のランプや内モモ、北海道産の交雑ランプ、 通常よりかなり長い200日という熟成期間を設けたイチボや、熟成では珍しい部位である黒毛経産牛のサーロイン。私たちが運営するレストランのひとつである TOKYO NODE DINING 最上階の KEI Collection PARIS 用の内モモも出荷の時を待ち大切に保管されていました。
香り・食感・旨味 すべてが上品な熟成肉
敷地内のバーベキュースペースにて、イチボ、シンシン、ランプを味見をさせていただきましたが、いわゆる熟成肉のイメージとは一味も二味も違い、香りも歯応えもまろやかで非常に上品な味わい。熟成肉の発祥はアメリカですが、海外の文化を上手く昇華する日本の文化性と、国産熟成肉の新たな可能性を感じました。