GOCHITABI DAIRY
ご馳走旅日記
バークシャー種から生まれた黒豚の物語
黒豚と聞くと、日本の豚のようなイメージを持ちますが、起源はイングランド南東部のバークシャー種。そしてこのバークシャー純粋種の豚だけが黒豚と呼ばれます。
子供の頃に食べた黒豚の美味しさが忘れられず、「あのとき感動した豚の味を、自分たちの手で育てたい。」という想いから、北海道で酪農を一から学んだ後、奈良県五條市の山間部に豚肉工房を立ち上げた”ばあく”さんを訪ねました。
手作りとこだわりが生む
極上の味わい
案内していただいたのは代表の泉澤ちゑ子さん。無添加のベーコンなど無い時代から、より美味しく、より安全な商品を作るために、手探りで方法を模索してきたといいます。味見させていただいたベーコンは、10時間も燻製しているというにも関わらず、薫香のキツさは全く感じず、素材の良さを実感することができました。
黒豚は一頭から生まれる頭数が少なく、また飼育期間も長いため生産効率はよいとは言えません。しかし、それを補って余るほどの味わいの良さに惚れ、自然素材を使った昔ながらの製法にこだわる姿勢と、美味しいものを届けたいという熱意を垣間見ることができました。各店舗でサンプルを取り寄せ、すぐに新メニューの料理開発を進めています。店舗にて登場する日をお楽しみに!!