GOCHITABI DAIRY
ご馳走旅日記
茶筅の歴史と役割
国宝や重要文化財に指定されるものもある茶道具ですが、戦国時代には一国にも勝る価値を有する茶道具も存在したと言われるほど。中でも茶筅は、ただ抹茶を混ぜるための道具としてではなく、本来は客人をもてなすために毎回心を込めて新しいものを用意する、最も大切な”もてなし”の要素のひとつであると考えられています。
五百年の技を
間近で体感
今回訪ねたのは、500年以上の歴史を持つ生駒市の高山茶筅さん。一本の竹に細やかな仕事を施し、茶筅が生み出される様子を目の前で見学させていただいた後、茶室に案内していただきお茶を点てていただきました。
素人目にもわかる大変な技術を要するミリ単位以下の繊細な仕事にシェフ一同心を打たれ、併設するショップでは皆でお買い物。大和茶研究センターでいただいた”やまとみどりの抹茶”とこの茶筅を使って、自宅に戻ったら一服点てさせていただきます。