GOCHITABI DAIRY
ご馳走旅日記
感謝と共生の農場
長崎の旅の締めくくりに訪れたのは、“土井農場 諫美豚直営店”。諫早平野の広がる地に根を張り、農と畜産を循環させる、志高き農場です。
鹿児島大学農学部を卒業後、地元に戻り家業を継いだ土井さん。平成25年には法人化し、今では9名の仲間と共に、日々”日本の食を守る”という強い使命感をもって取り組んでおられます。「すべてのものに神が宿る」と語る土井さんの農場は、感謝と共生の精神に満ちています。
米から生まれる やさしい旨み
米は、自家栽培の長崎米“にこまる”を使用。諫早平野の豊かな水と土が育てる、粒立ちの良い味わい。そしてその米は、豚の飼料としても使われています。配合飼料を使わず、米と大豆を85:15で与えられた”諫美豚”(かんびとん)は、スッキリとした味わいながらも奥行きがあり、アクが出にくく調理しやすいのが特長。さらに上を行く“諫美豚プレミアム”や、米・大豆・さつまいもを与えた“諫美豚プレミアム100”は、脂はさらりと軽やかで、赤身にはしっかり旨み。黒豚ならではのコクがじわりと広がります。
そして、今後の展開として耳にした“諫美牛”の飼育計画。A5ランクの実績を持ちながら「重くない」と評されるその仕上がりに、期待は高まるばかり。自然に寄り添い、命をめぐらせる。その静かで力強い循環が、確かにここに根づいていました。